アロマテラピー体験 どういう事をするのか
以前通っていたアロマテラピーサロンの話。
アロマテラピーってどういう事をするのか、不安なかたの為に、私の体験記です。
ネットの情報を頼りに真夏のアスファルトの上を汗だくになりながら歩き、サロンに到着。マンションの一室である。一体どんな人が出てくるのか、どんなことをするのか、とドキドキしながらインターフォンを鳴らす。ドアが開いて現れたのは優しそうな女性だった。案内されるままに部屋へ入り、説明を受ける。
「カウンセリングをしますね。どういったお悩みでしょうか?」
私がつらつらと悩みを語ると、カルテに記入し、アロマボトルを数本選んできた。
「Oリングテストをしますね。人差し指と親指で円を作って下さい。質問しますから常にはい、と答えて下さい」
Oリングテストとは、指で固く円を作り、質問者が質問して、はい、と答え、質問者が指を離そうとする。それが潜在的に自分にとって正しければ指は離れず、嘘なら離れてしまう、というテストである。
ボトルの香りを一つずつ嗅ぎ、
「私はこの香りが好きです」
「はい」
を繰り返してボトルを選んでいく。三本選んだところで、香りの説明を受けた。
「それでは服を脱いでかごに入れてください。使い捨ての紙ショーツが有りますからそれを履いて、ガウンを着てお待ち下さい」
そう言ってセラピストは部屋を出て行った。服を脱ぎながら、せっかく家でシャワーを浴びてきたのに、汗だくだわ、恥ずかしいな、と思う。紙ショーツを履くと、何だか滑稽な気がして、やはり恥ずかしい。ガウンを羽織り、椅子に座って待っていると、彼女がノックして入って来た。
ひざまづいて電気式の足湯に私の足を入れる。他人にひざまづかれるなど始めてなので、少し気まずい。5分ほど足湯をして、いよいよボディマッサージである。
ガウンを脱いでマッサージ台の上にうつ伏せになる。顔の所に穴が空いている。先ほど嗅いだ三種類のアロマのブレンドをコットンに染み込ませた物が顔の前に置かれ、良い香りにちょっと気分が和らぐ。
彼女は私の頭と仙骨の上に手を置いて、
「ゆっくり大きく呼吸してください。宇宙のセントラルサンから、息を吸う度に綺麗なエネルギーがやって来て、体の細胞の隅々にまで行き渡る様子をイメージしてください。ネガティブなものは全て息を吐く度にセントラルサンに送って燃やして下さい」
と言い、暫く深呼吸をしたあと、マッサージを始めた。
私が選んだコースは頭から足の先までの全身コースである。手首から肘までを使ってアロマオイルを伸ばしながら行うマッサージで、最初のうちこそちょっと緊張していたものの、すぐに気持ちよくなってしまう。その気持ちよさといったら、思わずヨダレが出てしまうほどである。1時間半たっぷりマッサージを受け、頭がフワフワポカーンとなる。
マッサージが終わり、また彼女が部屋を出て行く。服を着て、少し待つ。何も考えられない。彼女が戻って来た。
「ハーブティーをお持ちしました」
うーん、至れり尽くせりとはこのことだ。
「いかがでしたか?」
「はい、大分楽になりました。」
そんな会話をしながらお茶を頂く。その後でエネルギーチャージもしてもらう事になった。彼女と両手を繋ぐ。
「リラックスしてください。今から第一チャクラのブロックを解除します。解除しても良いですか?」
「はい」
すると、おしりの辺りから熱いエネルギーが登って来た。順番にゆっくりチャクラを解除していく。私はずっと下腹部に凝りがあったのだが、それが溶けていくようで気持ちが良い。胸の辺りまで解除して、セッションは終了。
とまあ、これが私が受けたアロマテラピーの手順である。エネルギーチャージはアロマテラピーとは違い、シータヒーリングというヒーリングだが。 因みにここは女性客オンリーである。セラピストが女性だからね。
料金は確か15000円位だったと思う。至福のひとときでした。