エレガンスと健康の狭間で
エレガンスを追及したいという気持ちと、健康でありたいという欲求が錯綜する。
吸血鬼ものとか、そこはかと無いエロチシズムと、ヨーロッパの暗いお耽美なエレガンスを感じさせる物が好きだった。少しばかり不健康な美である。だがその一方で、やはり健康でありたいと思う。要するに欲張りなのだ。
エレガンスとは動物的で粗野な要素から遠ざかって行くものだと思う。だが、健康とは粗野である必要は無いが、動物的だ。
ヨーロッパで昔流行ったコルセットは、女性の美しさを引き立てるが、健康的とは言えないだろう。私がレース編みとウォーキングという、ミスマッチな趣味を持っているのは、どちらも手に入れたい!という欲の結果なのだ。
猫科の動物などは、どちらの要素も持っているように思う。羨ましいことである。