2017-10-29 レオナルド・ダ・ヴィンチ 『白テンを抱く貴婦人の肖像』 アート エッセイ (画像/ウィキペディア) 本作は、ミラノ公ルドヴィーコ・イル・モーロの愛妾、チェチリア・ガッレラーニの肖像と言われる。 斜め横を見つめるその顔は、若々しく理知的で気品が感じられる。この斜め横に顔を傾けるポーズは、躍動感を出すために、ダ・ヴィンチが良く使った技法である。 白テンを抱く手は繊細な緊張感を感じさせる。白テンは、また、純潔の象徴とも言われ 、彼女の若さ、高貴さを表している。 同氏の名作、『モナリザ』の様な謎めいたところはなく、明朗なポートレイトである。