リュック・ベッソンの『ジャンヌ・ダルク』を観た
久しぶりに『ジャンヌ・ダルク』を観た。初めて観た時は戦闘シーンの生々しさにただ興奮していたが、改めて観ると、史実にかなり忠実に作られた、良くできた映画である。
ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるジャンヌは美しいし、中々情熱的な演技だし、シャルル七世を演じたジョン・マルコヴィッチも、ジル・ド・レエを演じたヴァンサン・カッセルも、デュノワ伯を演じたチェッキー・カリョも、皆良かった。キャスティングが豪華である。
この映画を見終わって思うのは、宗教裁判などという不条理極まりない事が平然と行われていた時代に生まれなくて良かった、という事。
ジャンヌが本物の神の使者だろうが、ちょっと精神を病んだ病人だろうが、イギリスにされるがままだったフランスを救った事は確かなのに、あの仕打ち。酷すぎる。
ちょっと長いけど、中々見応えのある映画です。