kotsulisのレース編み blog

チクチクレース編みの日々。

転んでしまったオバサン

数日前の事だ。暑い日だった。携帯電話の調子が悪く、様子をみて貰いに携帯ショップへと歩いている途中で、喉が渇いたので飲み物を買うべくスーパーに立ち寄った。地元では一番大きなスーパーで、地域の人で賑わっている。私は食料品コーナーへ行き、無事に麦芽コーヒーを買うと入り口に設置してあるベンチに座った。これで一息つけるな、とストローを挿してチュルチュルコーヒーを飲んでいると、目の前の自動ドアが空き、店の中から一人の女性が出てきた。歳は60代位で、人の良さそうなにこやかな笑顔でこちらにやって来る。目があったので軽く会釈すると、笑いながら私の隣に腰を下ろした。

「あそこで転んじゃって」

と、店の中を指差した。

「それは……大丈夫なんですか?」

「痛いけど大丈夫。骨は折れてないみたい。でも念のため病院へ行こうと思って」

……ここまでは普通だった。私はすっかり油断していた。彼女は話続けた。

「もうそろそろ子供達が帰って来るから、⚪⚪さんの車に乗っけて貰おうと思ってね。ほら、⚪⚪さんはアレだから~」

云々かんぬん。私は黙って聞いていたが、頭のなかは疑問で一杯だった。⚪⚪さんとは誰なのか?恐らく彼女の友達かご近所さんか何かなのだろうが、全く説明もなく「⚪⚪さんが」と言われても、こちらは面食らうだけである。私はこの手の世間話が苦手なのである。どう受け答えして良いのか分からないのだ。それで、黙って話を聞くのみとなる。だが、私もblogで自分の言いたいことを一方的に書いているのだっけ、と思い、最後まで聞いた。(笑)

コミュニケーションとは難しいものなのである。

にほんブログ村 その他日記ブログへ
にほんブログ村


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村