kotsulisのレース編み blog

チクチクレース編みの日々。

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

小さな緑色の蜘蛛

海沿いのベンチに座り、blogを書いていると、木のテーブルの上に、小さな緑色の蜘蛛が居た。 何処へ行くのか知らないが、小さな脚を懸命に動かして、テーブルを横切って行く。こんな脳ミソも無いような小さな生物でも、元気に生きているんだね!と、嬉しくな…

海まで歩いていこう

今日は晴れているのに小雨が降ったりと、妙な天気である。だが、この辺りの地方では割と良く有る天気である。どっち付かずの気分を打破するために、海まで歩く事にした。 家を出て街道を北上し、信越本線に股がる高架を越え、直江津の商店街を横切り、坂を登…

公園でまったり周囲に溶け込むこと

私は近くの公園でベンチに座り、煙草を吸いながら、周囲に溶け込むことが好きである。砂場で遊ぶ親子を眺めたり、植えてある木を見上げて季節を感じたり、雀が戯れているのを観察したり、読書をしたり、スマホでblogを書いたりする。 ただそれだけの事である…

柴犬とシャンプー 静かなる戦い

一般的に柴犬は濡れるのが嫌いだそうである。うちで飼っていた柴犬も、御多分に漏れず、濡れるのが大嫌いだった。シャンプーなどもっての他である。 そうは言っても飼っている側としては、時々洗わないわけにはいかない。洗わないと犬臭くなるし、何より不潔…

『狼と人間ーヨーロッパ文化の深層』

大学生の頃読んだ本。ヨーロッパの深層心理にいかに狼が関わってきたか、様々な伝説を元に解説する。 『赤ずきん』、『ジェヴォーダンの獣』、ヨーロッパには数限りない狼にまつわるエピソードがある。本書はそんなエピソードを紹介しながら、ヨーロッパと狼…

人狼

若い頃は、沢山夢を見た。ある時、狼人間になる夢を見た。 満月の夜、荒野で月を眺めていると、遠くから狼の遠吠えが聞こえる。怖いけれど、狼の姿も見てみたい、と、じっとしていると、狼の群れがこちらへ向かって走って来た。 私の元に到着した群の中のリ…

アントニオ・コレッジョ 『ダナエ』

(画像/ウィキペディア) ダナエはギリシャ神話に登場する人物で、アルゴス王アクリシオスの娘である。ある時、「将来ダナエが産む男の子によって殺される」との神託を受けた父親は、ダナエを青銅製の部屋に閉じ込めてしまった。だが、ジュピターがダナエを見…

ハエ座?

星座表を見ていて、「ハエ座」という星座を見つけた。小さなひしゃく形をした星座なのだが、「ハエ座」なんて初めて見たよ! この星座に関する神話等はなく、元々は「蜜蜂座」とか言われていた様だが、蜜蜂ならまだしも、「ハエ」じゃロマンもヘッタクレもな…

リュック・ベッソンの『ジャンヌ・ダルク』を観た

久しぶりに『ジャンヌ・ダルク』を観た。初めて観た時は戦闘シーンの生々しさにただ興奮していたが、改めて観ると、史実にかなり忠実に作られた、良くできた映画である。 ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるジャンヌは美しいし、中々情熱的な演技だし、シャルル七…

レオナルド・ダ・ヴィンチ 『白テンを抱く貴婦人の肖像』

(画像/ウィキペディア) 本作は、ミラノ公ルドヴィーコ・イル・モーロの愛妾、チェチリア・ガッレラーニの肖像と言われる。 斜め横を見つめるその顔は、若々しく理知的で気品が感じられる。この斜め横に顔を傾けるポーズは、躍動感を出すために、ダ・ヴィンチ…

サンドロ・ボッティチェリ 『 ヴィーナスの誕生』

(画像/ウィキペディア) 言わずと知れたルネサンスの巨匠、ボッティチェリの大作、『ヴィーナスの誕生』。本作は『春(プリマヴェーラ)』と対になる形で、メディチ家より発注された。『春』に描かれたヴィーナスは『地上のヴィーナス』、本作は『天上のヴィー…

フィリッポ・リッピ 『聖母子と二天使』

(画像/ウィキペディア) ボッティチェリの師。多くの女性と浮き名を流したと言われるリッピ。修道女と駆け落ちしたりと、奔放な女性遍歴だったようだ。 そのせいかどうか知らないが、この聖母は、聖母にしては可憐で、かつ艶かしい。首筋に掛かったベールや、…

フィンセント・ファン・ゴッホ 『星月夜』

ゴッホは色彩が鮮やかである。他の印象派が外界の世界を光溢れる色彩で描いたのに対し、ゴッホは内面の感情を大胆な色合いで 描いた。 日本の浮世絵に興味を持ち、収集や模写をしていたこともある。 『星月夜』は、画面全体がコバルトブルーの夜空で占められ…

『イノセンス After the long goodbye 』 山田正紀

読むのは二度目である。映画イノセンスの数日前の出来事。とにかく切ない。全てが切ない。 この小説の主人公はバトーだが、漫画版とも、映画版とも、テレビ版とも違うバトーである。 ハードボイルドな骨格にセンチメンタルな筋肉を着けた様なバトーさん。映…

性欲が無くなると

若い頃は性欲に溢れていたが、奔放な性生活を送っていたわけではなかった。ある時から、性欲の強い自分が嫌になり、何とか性欲を減退させる方法はないか、と悩んできた。 スポーツで発散させれば良いのでは、とウォーキングをしたり、瞑想したり、寺に通った…

Ghost in the shell(実写) をDVDで観た

前評判があまり良く無かった(特にアメリカで)ので、映画館では観なかったが、DVDレンタルで観た。 オリジナルとテレビ版を混ぜたようなストーリーで、特別新しいことは無かった。映像も、まあまあ良くできているのだけれど、もうひとつ何かが足りないような…

儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇 ケントギルバート

大体以前何かの本で読んで知っていた事が書かれていた。だが、ケントの本は読みやすい。 この本は日本人ではなくアメリカ人が書いたという所に意義が有ると思う。出来れば国際版として、英語で書いたものを海外で出版して欲しい。 どれだけの人が興味を持っ…

マルク・シャガール 『エッフェル塔の新郎新婦』

エコール・ド・パリの中心的人物で、ロシア系ユダヤ人の土着文化と前衛芸術を融合させたと言われるシャガール。 まるで夢の中の光景かの様なあやふやな輪郭とカラフルな色彩が特徴的である。 『エッフェル塔の新郎新婦』を描いた時、シャガールの周囲は不穏…

『ドラゴンハート』を観た ネタバレあり

久しぶりに、ドラゴンハートを観た。ショーン・コネリーがドラゴンの声をやっているのだが、中々人情味が有って良い。 ドラゴンの造形も愛嬌があって、動きも自然だ。何より、騎士ボーエンとのコミカルなやり取りが面白い。思わず、クスッと笑ったり、ジーン…

アルフォンス・ミュシャ 『春』

(画像/ウィキペディア) ミュシャは数多くのイラストや装飾パネルを手掛けたグラフィックデザイナーであるから、作品の中のどれか一つを選ぶのは難しい。 どの作品にも、神話の世界から抜け出して来たかの様な、優美で幻想的な女性が描かれている。 この、『…

ジョン・エバレット・ミレー 『オフィーリア』

(画像/ウィキペディア) オフィーリアは、ウィリアム・シェイクスピアの『ハムレット』の登場人物である。 この作品の魅力は、繊細な筆遣いで描かれた背景の自然の草木の豊かな描写と、戯曲のワンシーンを詩的にとらえた情景描写に有ると思う。色彩のバランス…

統合失調症には煙草が効果的?

統合失調症患者はヘビースモーカーが多いらしいのだが、最近の研究で、統合失調症患者の脳機能障害が、ニコチンによって活性化され、認知機能がアップすることが分かったそうである。 成る程、だから私は煙草を沢山吸うのか。(笑) 昨今何かと害悪ばかりが強…

レース編みとは関係無いんでないの?

kotsulisのレース編みblogと名付けておきながら、圧倒的にレース編みとは関係の無い記事が多いblogとなってしまった。 だが、四六時中レース編みばかりやっているわけにもいかないのである。興味の対象だって、動いて行くのだ。とは言っても、生活自体は至っ…

脊椎側湾症と共に

私は子供の頃から満身創痍だった。小学一年生の時に脊椎側湾症と診断されて、十五歳の第二次成長が終わるまで、新潟大学病院に通った。当時は治療といっても、コルセットをはめるというものだった。側湾の影響は、身体中に有った。恐らく内臓が不自然に圧迫…

アレクサンドル カバネル 『ヴィーナスの誕生』

(画像/ウィキペディアより) 19世紀フランスの画家、アレクサンドル・カバネルの「ヴィーナスの誕生」。 ナポレオン3世が買い上げた事で有名だが、そういったエピソードより大事なのは、この作品の放つ圧倒的な官能性だろう。 ヴィーナスはギリシャ神話の愛と…

また腰がいたい

特に何をしたわけでも無いのに、また腰がいたい。腰を痛めると、腰を庇って動くようになるので、動作がゆっくりになる。自分の身体が非常に重く感じられてしんどい。 多分体重が増えたので、元々華奢な骨格が悲鳴をあげているのだろうな。だが、ウォーキング…

キモさんからビデオ電話

アメリカのキモさんから、ビデオ電話が有った。 「日本の選挙どうなったの?」 と気を揉んでいた。アメリカでは安部さんは結構人気が有るとの事だった。 「ミサイルが自国の上空を飛ぶなんて、アメリカだったらほおって置かないよー。すぐズドン、だよ」 キ…

肉欲?

ちょっと前の事。姪っ子(10歳)が家に遊びに来た。自分の家では、親にとやかく言われるが、私の家ではDVD見放題。その日も楽しそうに「七つの大罪」というアニメを観ていた。 お昼ご飯の時間になり、私と私の両親、そして姪っ子と食事をしていた。ふと姪っ子…

シンプルは幸せへの道

人間の幸せとは、個人差は有るだろうが、いたってシンプルなものだと思う。 朝起きて、晴れやかな陽光を浴び、爽やかな空気を胸いっぱい吸えば、それだけで幸せだし、美味しいご飯を食べたり、暖かいお風呂に浸かったり、無邪気な子供の姿を微笑ましく眺めた…

「ヤバイ」とか「ヤベェ」とか

近頃の若い人は何かあると、すぐ 「ヤバイ」 とか 「ヤベェ」 とか言う。他に言葉を知らんのかい、と思ってしまう。別に自分が利口ぶるつもりはないが、聞いていて不快である。 アメリカ人がよく使う 「ファッキン」 みたいなものか。何れにせよ、ボキャブラ…