投げキッス
ウォーキングの帰り道。信号を待っていると、一台の車が通りかかった。窓を開け放しているので、中に乗っているのが、10代後半から20代前半のとても若い男の子達だということが分かったのだが、いかにもチャラチャラした雰囲気が漂っていた。
渋滞で、私の目の前で車は止まり、一人の男の子と目があった。こちらに向かって笑顔で手を振るので、ぺこりとおじぎをすると、
「可愛いね」
などと言う。いやいや、私は今日はハードボイルドにウォーキングしとるのじゃ!と、心の中で呟きつつ、
「オバサンですよー」
と返すと、
「いやいや、可愛いお姉さん♥️」
とのたまって、投げキッスをよこした。年齢的にはその子の母親でもおかしくないのだが、ちょっと和む。(笑)
もちろん、何もありませんよー。