kotsulisのレース編み blog

チクチクレース編みの日々。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

自称アーティストと言う老婆

ある暑い日の事。散歩の途中でスーパーに寄り、喫煙所で一服していると、一人の老婆が話しかけてきた。白髪混じりの頭に小柄な身体で、その見た目にそぐわない少女じみたスカートを履いていた。「私はアーティストなの」と、彼女は切り出した。聞けば、夫亡…

白い馬の記憶

幼稚園生位の頃。両親に連れられて、とある牧場に行った。牧場には牛が沢山いたが、少し離れた所に馬もいて、人参を食べさせるイベントをやっていた。私も馬に人参をやる事になり、恐る恐る白い馬に近付いた。幼い私にはその馬は見上げるほど大きくて、恐ろ…

守護天使かも知れない

20代の頃の話である。私は毎日ぼろアパートから会社に通い、イラストを描く仕事に追われていた。2、3日徹夜などは当たり前で、食事はコンビニ弁当、アパートへは寝る為だけに帰る、というキツイ生活だった。当然の事ながら、身体をしょっちゅう壊した。ある…

『ラマナ・マハルシとの対話 第3巻』ムナガーラ・ヴェンカタラーマイア 記録

インドの聖者、ラマナ・マハルシとの対話集である。何度も読み返しているのだが、ラマナの言葉の中に、「真我を見つけられないのは、貴方が自分を肉体だと思っているからだ」というような言葉が有るのだが、最初はよく分からなかった。何故なら、私は小さい…

投げキッス

ウォーキングの帰り道。信号を待っていると、一台の車が通りかかった。窓を開け放しているので、中に乗っているのが、10代後半から20代前半のとても若い男の子達だということが分かったのだが、いかにもチャラチャラした雰囲気が漂っていた。渋滞で、私の目…

雀とカラス また巣作り

以前も書いたが、家の屋根には毎年雀が巣を作りに来る。今年もそろそろ来る頃である。ところが、これも毎年の事だが、家のすぐ向かいの公園の木に、カラスも巣を作るのである。カラスはいつも雀の雛を狙っている。毎年一羽はカラスに殺られてしまう。雀の方…

攻殻機動隊のバトーさん💓

私の理想の男性像は、例えば攻殻機動隊のバトーさんみたいなタイプである。筋骨逞しい男らしいのが好みなのである。だが、バトーさんの場合、そもそもサイボーグだし、フィクションの住人だから良いのであって、実際にあんな感じの男性が居たら、なんか体臭…

松の木公園?

ウォーキング途中で休む公園がある。「松の木公園」というらしい。 成る程、確かに松の木が植えてある。ところがである。松の木はこれともう一本しかないのだ! 公園じゅう見渡しても、松の木は二本だけである。常識的に考えて、「松の木公園」というからに…

どちらが愛?

彼女を大事にしたいから、とセックスしない男と、彼女を喜ばせたいから、とセックスに勤しむ男と、どちらが愛に溢れているのだろうか?まあ、彼女次第というところだろうけれど。でも、大事にしたいからといったって、好きあっているもの同士ならいずれはす…

反動かしら?

私は可憐な少女になっていた。中年男性と一緒に病院へ向かっている。その男性は、前に会ったことがあるような、無いような、特に強い印象を持てない人だった。病院に着き、待合室に入ると看護婦さんが出て来て、どういった症状か聞いた。男が「せきとタンが…

文章を書けるということは、有難いことである

病気を患うまで、そんな事考えた事もなかったが、自分の思いを文章にして表すことが出来るということは、とても有難いことである。もし、文字を知らず、文章を書けなかったら、苦しい気持ちや切ない思いを外に向かって表現することが出来ないのだ。これは恐…

暗い話が続いたので、爽やかにウォーキング

今日は、春日山までウォーキング。何だか身体がダルいのだが、歩き始めればどうと言う事はない。いつも歩くルートだが、季節が変わるごとに、少しずつ木々や草花の姿も変わる。今は春の花が終わり、緑が段々濃くなり始めている。1キロほど歩いたところに本屋…

潔癖症では無いのだけども

私は元々ずぼらで片付けとかも苦手な方である。外出して帰宅しても、小まめに手洗い、うがいを徹底する、とかいうこともない。潔癖症とは正反対である。若い頃はそれなりに恋愛、というかセックスも好きだった。ところがである。薬の副作用なのか、単に歳の…